「kintone」と「Salesforce」の違いを徹底比較!

公開日:2024/09/15
「kintone」と「Salesforce」の違いを徹底比較!

営業支援ツールや業務改善ツールの導入を検討する際によく比較される「kintone」と「Salesforce」ですが、どちらが自社に合っているのかわからず、なかなか導入に踏み切れない企業も多いのではないでしょうか。そこで今回は「kintone」と「Salesforce」の違いについて徹底的に比較し解説します。

kintoneとは?

kintone(キントーン)とは、サイボウズ株式会社が提供している業務改善ツールで、業務に必要なアプリの作成が可能です。業務上で必要な項目をマウス操作やドラッグ&ドロップすることで簡単にアプリの作成ができるため、プログラミングのスキルがなくても導入できるのが特長です。

kintoneでは業種や部署別にアプリのサンプルが多数用意されているため、一からアプリを作成する方法のほかに、サンプルを使用し自社に合わせて設定やデザインを変更してカスタマイズすることも可能です。

業務上で使用するシステムやツールが複数あると、データが散在してしまうだけでなく複数のツールを開いたり、切り替えたりする手間がかかるため作業効率が悪くなります。

kintoneでは複数のアプリを作成できるため、業務に必要なアプリをkintoneで一元化することによって業務のシステム化や効率化を実現でき、システムやツールの導入費用やランニングコストを抑えることが可能です

アプリの作成のほかにも、作成したアプリ内のデータの集計機能や、メッセージの送受信などのコミュニケーション機能、外部サービスと連携できる拡張機能など、さまざまな機能が用意されています。エクセルデータをインポートできる機能もあるため導入後のデータの移行もスムーズにおこなえます。

また、インターネットに接続していれば場所を問わずパソコン・タブレット・スマートフォンから操作できるため、営業職やリモートワークなどさまざまな職種や業種で対応できます。初期費用なしで導入でき、リーズナブルな月額料金である点も選ばれる理由のひとつといえるでしょう。

kintoneは、外部サービスや基幹システムとの連携も可能です。連携できるサービスは200種類以上もあり、帳票出力・カレンダー・Webフォーム作成などのキントーン専用の拡張機能サービスや、マイクロソフトやマネーフォワードクラウドなどの外部サービスとの連携、業種業務に特化したアプリパッケージなども用意されています。

自社に最適なサービスと連携することによってより業務改善や効率化を実現できます。

Salesforceとは?

Salesforce(セールスフォース)とは、米国が拠点のSalesforce社が開発したシステムの総称で、顧客管理や営業支援などが可能なクラウド型のプラットフォームです。日本ではセールスフォース・ジャパン社がサービスを提供しており、日本のみならず世界でトップシェアを誇っています。

Salesforceには複数のサービスがあり、たとえば「Sales Cloud」では、顧客情報の管理や見積書の発行、受注管理などの営業支援に活用できます。営業活動のデータを集約し案件の状況を可視化できるため、部署での連携や担当が変わった場合の引き継ぎなどもスムーズにおこなえます。

また「Service Cloud」はカスタマーサポートに特化したサービスで、問い合わせ対応やクレーム管理などをおこなうことが可能です。問い合わせ内容や応対履歴などを管理できるほか、クラウドサービスであることから場所を問わずに顧客をサポートできるため、顧客満足度の向上も期待できます。

ほかにも、分析機能に優れた「Marketing Cloud」のサービスでは、蓄積された顧客データを活用しメール配信やプッシュ通知などの販売活動も可能です。このように、顧客管理や営業支援に必要なさまざまな分野でのサービスがあるため、自社に適したものを組み合わせて選び導入できるのが特長です。

クラウド型のサービスなので場所や端末を問わず利用でき、営業活動や顧客対応に関しての情報を一元管理しリアルタイムで情報共有できることから、業務の効率化やシステム化を実現できます。

また、Salesforceは分析や予測をするためのツールとしても活用可能です。蓄積されたデータから売り上げや成約までに要する日数などを予測したり、データをグラフ化したりすることも可能なので、資料作成や今後の営業戦略をたてるうえでも役立つでしょう。

kintoneとSalesforceの共通点

kintoneとSalesforceは、営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)のシステムとして導入を検討される点が共通点といえるでしょう。kintoneには「営業支援(SFA)パック」をはじめとしたSFAに関連したサンプルアプリや、CRMのためにパッケージ化された拡張機能もあります。

一方でSalesforceは、SFAとCRMに強みがあるプラットフォームなので、どちらを導入しても高い効果が期待できます。また、kintoneとSalesforceはどちらもクラウドサービスのため、インターネットに繋がる環境であればパソコンだけでなくタブレットやスマートフォンでも閲覧・操作できる点が共通点です。

外出先やリモートワークでも対応でき、リアルタイムにデータを更新しメンバーに共有することが可能です。社内にいなくても移動時間や隙間時間に作業できるため、帰社後の作業負担を減らせるなど業務の効率化にも繋がります。

また、クラウド型のサービスであるため、どちらも導入時にソフトウェアの導入やシステム構築が不要で導入しやすいといえるでしょう。ほかにも、自社の業務内容や部署に合わせてカスタマイズできる点も共通点です。

どちらも複雑なカスタマイズについてはプログラミングの知識やスキルが必要となりますが、基本的にはマウス操作などのノーコードでツールやアプリをカスタマイズすることが可能です。

業務上で必要な項目や機能が欠けていると、それを補うために別のツールを使用する必要が出てくるうえに、別の作業が必要になるため、作業効率が落ちるだけでなく導入にかかるコストやランニングコストも無駄になってしまう可能性があります。

kintoneとSalesforceはどちらもカスタマイズ性が高いため、使い勝手の良さも追求していけるでしょう。また、カスタマイズ性だけでなくセキュリティ性も高いので安心して使用できます。どちらもログイン時の多要素認証やIPアドレス制限、操作権限をユーザーごとに管理できるなど、セキュリティ面でさまざまな対策がとられています。

社外でもデータを扱えるクラウドサービスである点はメリットも大きいですが、セキュリティ面では不安もあるでしょう。安全性への取り組みがおこなわれている点も共通点のひとつといえるでしょう。

kintoneとSalesforceの違い

kintoneとSalesforceにはそもそもサービスの目的に違いがあり、kintoneは業務改善を目的としたプラットフォーム、Salesforceは顧客管理を目的とした統合CRMプラットフォームとなっています。

Salesforceには営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)に特化した機能が豊富な一方で、kintoneの標準機能には基本的なSFA・CRMの機能しかないため、細かいセグメントや分析が必要な場合は適宜プラグインを活用しなければなりません

そのためSFA・CRMを目的にkintoneを導入する場合は、SFAに関連する複数のアプリを組み合わせて使用する、拡張機能でCRMのサービスを利用するなどの工夫が必要です。価格面で比較すると、まずどちらも初期費用は無料で、コースやプランを選び月額料金を支払うスタイルは共通しています。

最も安価なプランで比較すると、kintoneの料金がライトコース858円(税込)に対して、SalesforceのSales CloudではStarterコース3,300円(税込)です。kintoneでよく利用されるスタンダードコースでも1,650円(税込)のため、kintoneのほうがSalesforceよりローコストで導入できます。

また、導入の難易度についてはどちらもクラウドサービスであるため比較的簡単に導入できますが、Salesforceのほうが多機能ゆえにシステムの調整が必要になるケースも多く、開発や導入をコンサルタントに依頼する場合は費用負担が増えてしまいます

料金については、プランやコースの違いだけでなくサービスを利用するユーザー数や有料オプションなどの有無によって変動するので、見積もりをとって比較することが大切です。

kintoneとSalesforceのどちらを選ぶべき?

kintoneは使い方がシンプルで分かりやすいため社内に浸透しやすく、複数の部署で業務改善ツールの導入を検討している企業におすすめです。ノーコードでアプリをカスタマイズできるため、業種や部署を選ばずさまざまな領域で業務効率化を実現できます。

複数のアプリを作成し情報やプロジェクトを管理できるため、業務ごとに複数のシステムを導入する必要がなく、ローコストで運用できるのが特徴です。取り急ぎ改善したい業務がある場合などにもおすすめのツールといえるでしょう。

アプリの連携や拡張機能などを使い自社に必要なものをカスタマイズして取り入れられるので、長期的かつ柔軟に必要な機能を取捨選択したい企業に向いています。

一方で、Salesforceは顧客管理や営業支援に特化した機能を使いたい場合におすすめです。顧客へのアプローチから商談成立まで一貫した管理が可能です。

顧客情報や案件情報だけでなく、問い合わせやクレーム履歴、日報や売り上げ実績など、営業活動や顧客情報に関してのデータを一元管理できるので、部署間の連携を強化し顧客満足度や売り上げを上げたい企業にもおすすめのツールといえるでしょう。

また、kintoneは1ユーザーあたりのディスク容量が少ないのに対し、Salesforceは大規模なデータ管理を得意としているため、事業展開の幅が広くデータ数の多い企業にもおすすめです。

まとめ

営業支援や顧客管理のシステムとして導入を比較検討されることが多いkintoneとSalesforceですが、それぞれ得意分野や機能面で違いがあります。会社や部署によって必要な機能は異なるため、実際の業務フローや改善したい部分をイメージしたうえで導入するシステムを選ぶとよいでしょう。どちらを選べばよいか迷った際は、オフィシャルパートナー企業に相談すると導入時の計画や活用方法についてサポートしてもらえるのでおすすめです。業務のシステム化や効率化ができれば、スタッフや会社に有益であり、顧客満足度や売り上げの向上にも繋がります。今回の記事を参考に、自社に合った業務システムの導入を検討してみてください。

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キミノマホロ for kintone
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